2022年1月、長年使ってきた軽量級のSteadicam Pilot から中量級の Steadicam Aero30にアップグレードしました。より重いカメラリグも搭載できますので、慣性モーメントが増える分、より安定した重厚感のある移動映像が作れます。ただし、オペレーターへの体力的負担は増えますから、長時間の連続オペレートは厳しくなります。ですので、シチュエーションに合わせて、ステディカムと電動ジンバルを使い分けます。例えば、ロケーション移動を伴わない1箇所でのイベントやPVの撮影にはステディカムでハイクオリティーな移動ショットが撮れます。逆に、機動性が必要なロケーション移動を伴い、撮影空間も狭い場合等では電動ジンバルが適しています。また、ステディカムは距離を伴う大きな横移動撮影に適しています。逆に、ステディカムではノーマルとローアングルモードの切り替え(スレッドの天地逆転セットアップ)が必要になりますが、電動ジンバルはクレーンショット的な上下移動の撮影が可能です。